最初の治療

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事件は1ヶ月前… 『きゃあ!』 『どうしたの!?』 リビングから三雲さんの悲鳴が聞こえ、慌てて仕事部屋から出ると、キッチンには大量の水が飛び散っており、三雲さんのエプロンもびしょ濡れに… 『す、すみません…お皿洗おうとしたら、勢い良く水が出ちゃって…』 『大丈夫?脱衣所に行って、タオル使っておいで…』 『ありがとうございます…あー、ビチャビチャ…』 『……!!』 見なければ良かったのに、エプロンを脱いでる姿を少し見てしまい、シャツから彼女の身体が透けて見えてしまった… 薄いピンクの下着に、女性らしい身体つき… 『うっ…』 『さ、佐伯先生、どうされたんですか!?』 『な、何でもない…』 お腹の奥が不快感が湧き上がり、思わず口を押さえた。 彼女の性的な部分を見てしまい、5年間抑え目だった発作が出てしまった… それから1ヶ月経過しても、症状が悪化し、彼女の前で嘔吐しそうになるのが怖くて、三雲さんとまともに顔を合わせられず、三雲さんが仕事中の間は仕事部屋に篭るようになった。 仕事を始める前に部屋の外から声を掛けてくれるが、その声が寂しそうでいつも申し訳なくなる…
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