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「……あれ?」
少しばかり歩くと一つのバイクが目に入った
おかしい
ここは確か事件があって封鎖されているはずだ
「………なんでこんなところに…
しかもエンジンつけっぱなしだし
もしかして侵入者?」
私はその先の古い苔に覆われ、重なってるボートを見た
すると次の瞬間、ボートの向こう側を何かが通った
「ひっ!?
……あ…あれはただのカニよ!
おばけなんているわけないもの!
あはは…」
自分に言い聞かせる
「…それより他のところを調べなきゃ」
建物の中の扉は重い鉄の扉らしく、厳重にしまっている
女の私の体じゃ開けるのに2日くらい掛かりそうなレベルだ
「どうしよ…侵入者がいるならこの中に入らないと…」
すると隣に発電機のような機械を見つけた
「…これ治るかな…」
少しくらい触ってみるとビリビリと音が聞こえた
「あれ、電源…きれてる?」
ボタンを押しても反応しない
「壊れちゃったのかな…」
どうしていいかわからず私は建物の反対側から入れるかどうか確かめるために回り込むことにした
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