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僕の責任なら
多分その時嫉妬してたんだろう
他の友達を作るなんて…というように
「……ねぇ、ディス
今度こそずっと一緒だから」
スイに抱きしめられながら考える
僕が選択さえ間違えてなければ
こうはならなかったのかもしれないのに…と
「…私ね、あなたも見たであろう黒い影の人に力がほしいかって言われて
あなたを取り戻すために力をもらったのよ
すごいでしょう?
ものを浮かせるし人まで殺せる
これでやっとあなたを守れるわ
認めてもらえるわ
…ねぇ、そうでしょう?」
もうこのままでいいのかもしれない
「………そうだね」
精一杯の愛想笑い
こんな僕を好きになってくれたんだ
僕のせいでこんなふうになってしまったんだ
全ては僕の責任にある
なら
せめて、最後のその時まで
「……ねぇ、ディス
愛してるわ」
「…うん、スイ
愛してるよ」
君を愛することを誓おう
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