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「あ、んっ……ユン、だめっ……! 止まって……! も、イく……イっちゃう、からぁっ……!」 「エイク、っ……ごめん……」  真っ白になるくらいに唇を噛み締めるユンの悲痛な表情を見て、俺はこの男が、αとしての衝動に駆られ性欲に溺れながらも、親友を犯しているという罪の意識に苛まれているのだと気付いた。  俺は、ユンが好きだ。愛している。だから、彼に少しでも、俺がこの行為を嫌がっていないと思わせなければ。 「……キス、してっ……」  意識を失いそうになりながらユンの引き結ばれた唇に触れる。と、瞬きの間にユンの顔が近付き唇が重なった。 「ぁ、っん……あっ、あ、ッ――!」  腰が激しく痙攣するのと同時に、全身に快感が突き抜けていく。あまりのことに一瞬意識が飛んだ。そして絶頂に達した俺の中で、ユンの穿つ茎が一番深い所に押し付けられたまま、脈動するような感覚があった。  俺に覆い被さっていたユンの身体が離れ、身体から杭が引き抜かれる。朦朧としながら、仰ぎ見たユンの顔が、もう苦しみに歪んでいないのを見届けて、安堵して目を閉じた。
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