心の中の半分に、雨が降る
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窓の外を見つめたまま、周は言った。 「ねえ、ひかりママ。……俺はどうしたらいいのかな」 ママは小さく笑ったようだった。そっと周の肩を撫でる手のひらは温かい。 「明日香ちゃんに断りのメールを入れて、それから」 それから?と周はママを見やった。 「水族館には2人で行こうって遥ちゃんに言えばいいわ。クラゲを見に行こうって」 「そんなこと……」 自分に言えるのだろうか。
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