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いや、仮に言えたとしても遥輝はまた「周がいいなら、いいよ」と優しく答えるのだろうか。そしてそれは本当に、自分の望んだ答えなのだろうか。
自分がどうしたいのか、そして遥輝に何と答えてほしいのか、周にはわからなかった。
ひかりママに抱き上げられて、ガーちゃんが小さくにゃあ、と鳴いた。
心の奥に訳のわからない思いが沈んで、そして澱んでゆく。
いつかその思いで胸がいっぱいになってしまったら、自分はどうなるのだろう。それを考えると、少し怖いような気がした。
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