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え……?
誕生日が来る度に申し訳なくて……本当に何で僕は生まれてきたんだろうって……。
「あんたなんか産まなきゃよかった!」
母さんに怒鳴られる度に
「……ごめんなさい」
僕は下を向いて呟くことしかできなかった。
僕が生まれたことで母さんの人生は狂った……その通りだ。
14歳で僕を産んだ母さん。
僕を妊娠したせいで付き合っていた男にお金を渡されて二度と連絡は取れなくなったって……たまにお酒を飲みながら泣く。
僕のせいで……ごめんね。母さん。
住んでいるアパートの横にある5階建てのビル。僕は入口から入ってどんどん階段を上っていく。
運動の苦手な僕は3階の時点でもう息が切れて座り込みそうになっていた。
……しんどい。
でも、頭もよくない僕はこれ以外の方法も思いつかなかったから。ぜぇぜぇ言いながら手すりを掴んで一歩ずつ階段を上る。
今日は僕の誕生日。僕は18歳になった。
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