❖作品について

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❖作品について

(1)キーログ 「下町の工場街を舞台に、女子高生たちが、自由と尊厳を脅かす陰謀をめぐり、果敢に戦う物語」 軍事色が強まり一段とキナ臭さが漂う「もう一つの日本」を舞台に、「葛飾地区神有一丁目」のロボット部品工場を生家とする女子高生が、自分たちを国家や産業の犠牲とする企てを知り、家族、工場の従業員、学校の仲間と協力しあい、危機に立ち向かっていきます。 (2)コンセプト 「愉快」・・・登場人物の真面目な言動がユーモアを生む。 「痛快」・・・謎解き、闘いを通じて、小気味よく、胸がすく展開。 「爽快」・・・清々しくさわやかな後味。未来への前向きな姿勢。 (3)概要  主人公の女子高生は、学校の特待生となって海外派兵に同行した際に遭遇した事件をきっかけに、自分を取り巻く環境や社会、技術のありように疑問を感じています。  それでも、自分や周りの人々を襲う問題に対して、悩みつつ前向きに取り組んでいきます。  彼女は、周囲で起きる事件の犠牲者、苦しむ人のためになりたいという心意気だけで突き進む、お節介な気質の持ち主。  でも、十代特有の、自分自身の変化や成長への不安はぬぐいきれず、いろいろなものの影響を受けて変化し、今までの周囲との関係も揺れ動いて、感情を爆発させながら、家族と助けあったり、町工場の人々に教えを請うたり、同級生との絆を深めていきます。 ・実家の工場の経営危機を救いたい。 ・陰謀を暴き、学園や工場の人々を救いたい。 ・本当に大切なものは何か、自分の頭で考え、自分で決めて、行動するようになりたい。  敵方は毎回のエピソードで異なりますが、徐々に、主人公の学園の理事長が黒幕だとわかってきます。  その目的が単なる私利私欲なのか、国の未来を憂いての行動なのか、最後まで明らかになることはありません。 (4)設定 舞台:  政治、社会、科学の価値観や風向きが微妙に違う日本。産軍学は緊密に結びつき、すでに高等教育から軍事系の専門教育が導入されている。  高校から大学にかけて「国際協力貢献」という名の自発的な軍事行動への参加も一部で始まりつつある。 国家防衛戦力(japan National Defense Force、jNDF):  教育機関への国際資本の導入が大きく進んでいる。自衛隊にあたるjNDFと国際資本、国家、教育機関の協力関係も深まっている。 模擬人体型二足歩行機械 (Biped Vehicle、BiVE):  超伝導技術による緩衝機構とそれを制御するAIの発達により、マニピュレータ、アクチュエータ、サスペンションなどの機構が進化した結果、二足歩行機械「BiVE」(Biped Vehicle)が開発され、実用化されている。 神経接続技術:  神経の電位差の検知と微弱な電磁波によるフィードバックの積み重ねから、特定の体験を擬似的に生み出す刺激の組み合わせが発見され、実用化された。BiVEの駆動指示の補助系統や、大容量高密度教育マシンに導入されている。  
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