ストーリー3.トレーサビリティ

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ストーリー3.トレーサビリティ

2学期。 特待生クラスへの進路指導が始まり、VRマシンによるキャリア体験が開始される。 jNDFへの入隊~出世~軍事活動参加をシミュレートできるようになっている。 しかし、優しかったクラスメイトのひとり、「河野葉樹」が、家族が海外派兵を批判したことに過剰反応して両親にDVをふるったと知り、繭莉は違和感を感じる。 他クラスの「因原可能」(自称「ギーク」)と協力して調べた結果、マシンに隠されたブレーンウォッシュ(BW)機能を暴く。 VRマシンの組み立てを行ったメンテ会社は仕様通りに設定したと言い張る。 BW機能のチップに埋めこまれた製造識別タグから、同種のチップが同じ葛飾区の貿易商社から出回り、工業用装置の調整などに利用されているとわかる。 ここから大量にチップを仕入れた個人が判明。犯人の足取りを追う二人。 リノベ物件のワンルームに犯人はいた。 だが逃亡のあげく自爆死。繭莉の活躍をネットに流したのもこの犯人だったことがわかる。 繭莉のストーカーか? そして、クラスメイトたちはBWから解放される。 感謝される繭莉。
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