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オレは、リンバちゃんのカワイイ生足がキックするべードラと、キィ子の横顔にデレ〜っとなりつつその左手を追いながら、下手なりにリズムをキープ、音を外さないように、コーラスをつけた。Mは・・・あいつはなんでもサラッとやってのけるが、おそらく歌詞を間違えないように、必死なんだろう。リンバちゃんは、憧れのMパイセンにうっとりしながら、オレとMをしっかり支えている。キィ子は、Mの結構なハイトーンボイスのさらに3度上を完璧な発音の英語でハモる。そして、チョロチョロっとファンキーなオカズ。校長も、Mのボーカルを邪魔しないように絶妙に隙間を埋める。
何もないところから、少しずつ音楽が作られて、今この空間を満たしているんだ。音楽に包まれている・・・それだけで、なんか幸せな感じ。
そして、セッションが終わった。みんな、笑顔だった。空気が軽くなった・・・そんな気がした。
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