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全てのテーブルに現れたポテトをつまみながら、みんな話すのを止めない。
遠藤『勝手に口が動い…通信切る…喋り続けないと……ずっと、ずっと……があ』
遠藤からの音声が途切れてしまった。
人間が強制的に喋らされている異様な光景。
かなり危険な状況なんじゃないか、今。
早くトリガーを探して、この異常を止めないとマズい。
調査官がポテトを喉に詰まらせるか、もしくは話し続けることによって発狂してしまうのではないか。
……でも、その前に。上層部によって瀬良は消される。
瀬良「よしよし、こうじゃないと恋バナもできないもんな?」
田辺「あ、ああ」
瀬良「遠藤さんはさ、どういう人が好きなんだろう」
田辺「どうだろうな……」
ポテトが腰の高さまで迫りくる。
身動きも取れない。
瀬良「田辺は気にならないの? 好きな女の子の好きなタイプ」
田辺「どうかな……」
瀬良「そういう話、遠藤さんとしたりは?」
田辺「オカルトの話しかしてないからな」
瀬良「それでもうらやましいよ」
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