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田辺「大丈夫だよ、瀬良は優しいし…オカルトに興味あるイケメンってなかなかいないからな」
瀬良「そ、そーかな…」
今はオカルトそのものになっちゃってるけどな。
トリガーは何だ? どうやったら抑制できる?
瀬良「俺、そんなにイケてるんかな……」
田辺「正直、みーんなに好かれてる瀬良が、何で俺みたいなのといるのか分かんないよ」
瀬良「田辺の前では素の自分でいられるんだよ。全力で自分を解放できちゃう? みたいな?」
店内の照明が落ちる。
……解放の結果がこれか。このままだと、俺も瀬良も遠藤も、暗闇の中でポテトに溺れて死ぬぞ。
田辺「……瀬良には到底叶わないよ」
瀬良「そういうの嫌だよ、正々堂々勝負しよう」
田辺「勝負?」
瀬良「コクらないの?」
田辺「…いや、俺は別に」
瀬良「別に?」
田辺「遠藤とどうにかなりたいわけじゃないから」
遠藤はまだ意識を保てているのだろうか。
俺たちの話を聞いてるのだろうか……。
頼む、生きてるんだったら助けてくれ。
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