【本文】涙の行方｜4ページ - 小説投稿エブリスタ

思えば、社員のS子は最初から私を目の敵にしてきた。デスクでは派手なマニキュアの手入れに夢中、電話はとらない、重い荷物は運ばない、マタハラ、セクハラ発言何でもあり。仕事は全て部下にまわす。支店長の部屋から出てきた私を S子はニヤニヤしながら見ている。今日の私へのクビ宣告を知っていたのだろうか。 (く、悔しい。絶対このまま終わらないぞ！)

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