5月末 小さな嫉妬ともう一人のいたずらっ子

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「なんでこんなとこまで来たの?」 …っていうか、 「その前に、なんでここがわかったの!?」 エスパー?  盗聴!? すると、オミオミはポケットからスマホを取り出して、私の正面に掲げた。 ◆【今どこ?】 ◆一花【ごめん、今日の飲みは無理。…グランドキャッスルに…足を踏み入れてしまうかも(;゚Д゚)。また話す】既読 「…え?」 「“飲みは無理”って、飲んでんじゃねえか。ホントに足突っ込んでんじゃねーよ」 「そ、それ…友達に送ったつもりだった…。その前にちょっと会話してて…その続きで…」 そして、オミオミは再びポケットに手を入れると、今度は別の何かを取り出した。 「これ、探してんだろ?」
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