君に贈るラブソング

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最初だからコップに移しながら少しずつ飲もうと言ってくれて、いちごのショートケーキも用意してくれた。 「おいしい!今年は誰もお祝いしてくれる人いない予定だったし、幸せだよ~」 「そうか。それならよかった。しょぼくてごめんな」 シュンとして謝る亮くんもまた可愛かった。 気を遣って酔わない程度にしかお酒を出されなかったおかげで、いつもより少しテンションの高い私でいられた。やっぱりこの人は優しい。 二人でモカちゃんと遊んで、亮くんの話を聞いたりした。
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