君に贈るラブソング

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レジや品出しを教わって、ある程度やることもわかってきた頃にお店が暇になった。 仲良くなりたいとでも言わんばかりの可愛い子犬のような亮の顔に私は少し微笑み、雑談をした。 「へぇ~!田中さんって19歳なんだ。俺の一個下なんだね。何か趣味とかあるの?」 「音楽聴いたりとか、あとはひたすらアニメ見てますね(笑)有岡さんの趣味も聞きたいです!」 「俺もっ、アニメ大好きだよ。なんか気が合いそうだな!あとは俺んち猫飼ってるから猫好きだよ。田中さんて猫っぽい顔立ちしてるよね」 「そうですか!?むぅ…有岡さんだっていぬっぽいですよぉ!」 こうして二人は少しずつ距離を縮めていった。 ・
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