Alice

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夜だった。 時間はあまり経っていない。少し眠って目覚めたのだろう。 今日も恐らく眠れない。ムカムカと気持ち悪さが体を支配するように、動けない。 天井を見上げても、涙の海はもう見えない。 「君は泣いているんだよ」 猫の言葉が蘇る。 感情的に泣いたのはいつだろう。 無感情で泣くようになったのはいつからだろう。 それが決まって1人だけの時なのはなぜだろう。 それが日常茶飯事(あたりまえ)になったのはいつからだろう。 「これは全部 君だ」 一筋  日常茶飯事に涙が流れた。
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