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私の首筋を細い舌先がゆっくりと耳のほうへ上がってゆく。
彼の手は私の太ももを包むようになぞり、円を描き優しく触れる。
舌先が耳元まで来ると、そっと耳たぶをくわえられた。
息づかいが聞こえる。荒々しいというわけではなく、ささやくような吐息。
太ももを泳ぎつくした指先は、胸へ。
下着の上から指先だけに力を入れて、つまむように揉む。
私は声にならない声を上げる。
すると私の顔を彼は覗き込み、真面目な表情からはにかんだ表情になって、じっと見つめる。
彼はさりげなく私の頭を撫でると「今の顔もかわいいよ」キスをした。
壊れ物を触るかのようにそっと下着を脱がせて、彼は私を抱き締めた。
腰が当たる。
全身に鳥肌がたった。
「優子、好きだよ」
彼は言って、私が感じる部分を見つけ丁寧に、そして激しく舌先を動かせた。
その様子を見て彼は徐々に激しさを増してゆく。
抑えようとしても声が出る。
「……ダメ」
「いい声。もっと感じな」
つい動いてしまう体。
彼が私に入ると、
私は気持ちよさの先を知った……
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