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がんばる冰くん♪
『極道恋事情』エピソード「極道の姐」
いよいよ亭主たちを助けに敵陣に乗り込むことになった紫月と冰。
投稿ではまずは冰の方のエピソードからです。
これまでも様々な窮地を”演技”で乗り切ってきた冰ですが、今回はこれまでよりも格段にシビアな演技力が必須となってきます。
普段はのんびり屋で穏やかな冰には気の毒な”演技”となりますが、これも愛する周の為です。がんばってもらわねばと思って現在続きを書いております(`・ω・´)ゞ
そんなワケで本日は周焔&冰の雑談トークを♪
「おい、冰――。今回は悪役になりきる作戦と聞いたが、大丈夫なのか?」
「うん、そうみたい! なんかねぇ、書いてる人からなるべく”凄み”をきかせた演技で頼むねって言われてるんだけど……俺にできるかなぁ。ねえ白龍、凄みってどうやって出せばいいの?」
「凄みだ? そう言われてもな……。ちょっとこう――眼力入れて睨むとかすりゃいんじゃねえか?」
「ふぅん? じゃ、こんな感じ?」
ググっと睨みを利かせる冰。一生懸命やってる様子です(≧◡≦)ムフフ
「ね、ね、どうかな? こうやって眉間にシワを寄せればいいのかなぁ……。ちょっとはコワい人に見える?」
「あー……まあ、いつもよりは――な?」
鏡と睨めっこしながら何度もメンチを切る練習に励む冰くん♪
「うーん、こうかな? あ、そうだ! 言葉遣いも荒くしないとね! おい、てめえ! ナめんじゃねえぜ! 脳天ブチ抜くぞ! とかでいいのかな……? どう白龍、コワくなってきた?」
(r(-◎ω◎-) うーん.....コワいってよりも俺には可愛く見えちまうんだがな……。ていうか、頼むから練習はそれくらいにしといてくれ……。こんなことを言っちゃ悪いが――つい笑っちまいそうになる……)
あまりに一生懸命やっている様子に、一応は褒めつつも内心ではかなり失礼なことを思ってしまう周であった。
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