ちびガエルの冒険

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 ヘビがガチンと音を立てて口を閉じた時には  ちびガエルの姿はそこにはもうありませんでした  風のように早く、誰よりも高く  トノサマバッタはちびガエルのお家に向かって空をかけぬけます   遠くにうすむらさきの羽根のちょうちょがこちらに飛んでくるのが見えました  その後ろにはとうさんガエルとかあさんガエルがピョンピョンピョン  ちょうちょは二人をつれてきてくれたのです 「おかえりなさい、ちびガエル」  とうさんガエルがよしよしと頭をなでてくれました 「おかえりなさい、ちびガエル」  かあさんガエルは泣きながら抱きしめてくれました
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