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あの日からもうすぐ一週間。
明日には答えを用意しなきゃいけない。
僕は焦っていた。
10万のために!!
いやいやそうじゃない。
旭さんのことが気になるからだ
大学の講義が終わって、みんなが教室を出て行く中、僕だけはまだ椅子に座ったまま、延びていた。
「どうした?」
「うん…」
僕は涼平の問いかけに生返事をするのが精一杯だった。
「なんか悩み事?」
「いや、稼げる仕事って何だろなって」
「バイト探してんの?」
涼平の質問に僕は首を横に振ると、彼は怪訝そうに眉をひそめた。
「違うんだよ。街中にあって女性が稼げる仕事って何かなって」
「パパ活」
僕は目を丸くした。
確かに人に言えないだろうし、稼げるけど…
旭さん馬鹿にしてんのか!!
「違うよ、彼女はそんなことしないはずだ」
両手を振り上げて、バンッと机を叩くと僕は怒りを口にしていた。
「ごめん」
涼平はギョッとした様子で、すぐに謝罪してきた。
でも、僕が怒りをうまく鎮められずに、もやもやしていると、彼女がやって来た。
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