7人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、僕はバイト終わりの彼女を再び捕まえた。
「旭さん、君の仕事ってこれじゃない?」
旭さんの前に、昨日買ったキャンディークラッシュを差し出すと彼女は、はに噛むようにして目線を下げた。
「面白かった。恋っていいなってそう思ったよ」
僕がそう伝えると、彼女は頬を真っ赤にして僕を見上げた。満足そうな彼女に僕は心臓が潰れるかと思うほど胸が高鳴った。
「あと、もう一つ」
この恋のトキメキがリアルになることを祈って思いっきり叫んだ3文字。
彼女は、ちょっと照れ臭そうだった。
最初のコメントを投稿しよう!