第2話  ~海里くんと政海ちゃん~

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 だから政海と一緒にいる時間を少しでも減らしたくて、バイトを始めようと考えていたのに。  それなのに軽音サークルに一緒に入れだなんて・・・・。 「一緒に入らなきゃダメか?」 「うん。美乃梨ちゃんに聞いたんだけど、軽音には琉斗君も入っているみたいだし、卓君も琉斗君に誘われて、これから入るんだって。親睦会や合宿もあるし、楽しいと思うんだ。僕に迫ってくる男の人もいっぱいいるから、海里ちゃんがいてくれたら安心なんだけど・・・・」  ちらりと上目遣いで政海に見られた。  うっ。男がいっぱい・・・・。ただでさえウジャウジャと可愛い政海に群がってくる男共を制する事ができるのは、私だけなんだ。放置して、政海を他の男に盗られても困るしな。  そうだ。今の話に出た二階堂琉斗とかいう男、早速政海に告ったらしいじゃねーかっ!  チャラ男の癖に、可愛い女にすぐ手を出しやがって腹立つ!  これだから男は困るんだ。私だって政海に告りたいわ! でも、シミュレーションの結果は何時も最悪なんだ。  以下、シュミレーション。読者様がお考え下さいm(__)m  募集打ち切るまで宜しくお願い致します!
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