わたしが真夏お姉ちゃんを……

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わたしが真夏お姉ちゃんを……

そうだった。思い出したくない、思い出したくないと思い全てをわたしは忘れていた。今、真夏お姉ちゃんは病院のベッドで生きるか死ぬかの状態になっていた。 この手でわたしが真夏お姉ちゃんをナイフでグサリと刺した。 それは、真夏お姉ちゃんがわたしの全てを奪おうとしたからだ。わたしから親友のさりなちゃんを横取りしようとした。わたしが好きなものはなぜだかお姉ちゃんは大嫌いだったらしい。 お父さんとお母さんは、わたしが生まれてきてからはわたしに構いお姉ちゃんのことはどうでもよくなったとお姉ちゃんは話していた。 だけど、わたしの目には違って見えた。真夏お姉ちゃんはお父さんからもお母さんからも愛されていたとわたしは思う。 それなのに真夏お姉ちゃんは、わたしのことが憎くて仕方がなかった。それで、さりなちゃんの首を絞めて殺そうとしただから、わたしは真冬お姉ちゃんを机の上にあったナイフでグサリと刺した。
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