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「どこへ行くつもりだ?!」  スティーブが叫ぶと、皆、一斉にルイの後を追った。 「あの方向だと、憤怒岳です!」 「憤怒岳?」  紅砂の言葉に、スティーブが疑問を返す。 「帰来島の最も最南端にある活火山です。あそこは風向きによって、有毒ガスの影響を受けるので、高位結鬼といえど非常に危険です!!」 「マジかよ?そんなところへ奴は向かっているというのか?」 「なら、出来る限り、進路を変えよう!俺は右側から行く。お前らはそのまま真っ直ぐ奴らを追え」  そう言って、右に大きく逸れて行ったのはコンラッドだ。 「待て、俺もそっちから行こう」  ザンもコンラッドについて行った。  紅砂とスティーブ、サイモンはそのままルイの後を追った。やはり進行方向は憤怒岳だ。  
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