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僕に見られていることには気づかないまま、彼ーー藤海 光理くんはこう話していた。
「まあ、俺は確かに活字が好きだけど、神林先生の小説は特別なんだって! 何ていうか……読んでるだけでワクワクして、嫌なことは忘れられて、明日が待ち遠しくなるような、そんな物語をたくさん書いてくれる先生なんだよ!」
……読んでるだけでワクワクして、嫌なことがあっても忘れられて、明日が待ち遠しくなる……。
僕の書く小説を、そんな風に思ってくれる人がいるなんてーー。
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