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冬休みが終わった
朔夜に手伝って貰いながら終わらせた課題を提出し一息ついた
あれから朔夜は特に何も言って来ず普通に振る舞っていてくれた
だけどきっと朔夜は俺の事をかなり心配してくれているはず
俺の空元気に気付いているはずなんだ
「はぁ〜後もう少しで受験だよ俺マジ自信ねーよ」
朝から颯太が机に伏せてそう言いながら項垂れていた
『そうか、もうすぐ受験なんだ』
「そーだよ落ちたらマジで親にキレられる」
『大丈夫大丈夫、お前には浩介君って言う家庭教師がいるだろ?』
「いやいや浩介君も自分の事で忙しいから」
『頑張れ受験生』
「チッ余裕ぶりやがってこのフリーター野郎め」
フリーター……
確かに就活もしてないから卒業したらそのままフリーターになるんだろうけど
「勝哉さんは卒業したらどうするんすか?」
颯太が勝哉さんに質問
だけど彼の返事は予想通り……
「知るかボケ」
だった
それから午前中で学校が終わり俺は夕方からバイトだったからそのまま自分んちに帰宅
このアパートともあと少しでお別れか
いる物いらねー物の選別もしておかないと後でかなりバタバタしそう
何せ俺の部屋はフィギュアとか色々細々した物が多いから
流石に全部持って行くのは申し訳なさ過ぎる
高校を卒業したら朔夜と同棲……
そう言えば勝哉さんも高校卒業したら尾澤会長と同棲すんのかな
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