Silver Fountain Pen

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「それは……原稿用紙?!」 「今回のデュエルはさすがに手を抜けない。俺が本気を出す時はこれが一番、それとこの万年筆。これが俺の最強の武器だ」  白銀(はくぎん)の万年筆が、まばゆい光を放った。 「随分舐められたものだな、修正は利かないぞ?」 「大丈夫、すでにプロットは頭の中で紡がれている。あとは『文命(ぶんめい)(きず)く』だけだ」 「よろしい……では始めよう」 教授がクイッと目を向けると、ジャッジは手に持ったストップウォッチを構えた。 「それではこれより、ViSNU(ヴィシュヌ)聖なる魔術師(セントマジシャン)のデュエルノベルを開始する。制限時間は1時間。WRITE ON(書き始め)!」
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