Second battle

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Second battle

「八番隊から配属されました、ルアリテと申します」  顔をあげた先、興味深そうな幾つもの目が僕を刺した。人を測る目でなく、期待の目であることが心をやけに刺激する。  純粋な瞳に見つめられると、どう対処すべきか迷ってしまう。 「皆、同じくらいの年の奴ばっかだからよ、そんなに固くなるなって。て言うことだから、今日からこいつも俺たちの仲間だ! 仲良くな!」  右隣にいた隊長のヴェルベットが、激励を込めて背中を強く叩いた。苦い記憶を巡らしながらも、控え目な笑みで『宜しく』と呟いてみる。  僕らを取り囲んでいた小さな戦士たちが、無邪気に笑って拍手をした。
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