泣きたい夜に、君に会いたい

エピローグ

　僕はあれから７年後、僕は花音との記憶は少しずつ消え始めているけれど、花音との最後の約束、夢や希望を持たせてあげられる教員を目差し新任１年目の教員生活を送る。未だなれない事だらけのこの生活に早くなれて花音と約束した立派な教員になれるように僕は毎日如何に生徒にわかりやすい授業ができるかを研究する日々を送る。放課後教室でデモ授業をしてみたり試行錯誤を繰り返しながら、あの日約束したことを果たせるように僕は毎日毎日前へ突き進むのである。