第6話

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第6話

心理学者を目指すことになった 私の大学生活は、 一人暮らしのアパートから始まった。 まだ住むには存分にものが揃っておらず、 必要なものから集めていく段階だった。 スーパーで買った惣菜のグラタンを 電子レンジにかけていると、 私のケータイが震えた。 「ああ、はい!」 運送屋からの電話だった。 私は思わず、その場にあったシャープペンシルを手に取って頭をノックする……。 必要なことをメモ帳に書いて。 電話を終わらせる。 すると、まだ手に握っているシャープペンシルが目に入った。 そうだ、これのせいで彼との物語が始まったんだ。  ・・・
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