Episode26.Sweet Holic

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「あははは……相変わらずだね、あの二人」 「ホントにな。てか、寧ろあの二人ってくっつかないのかな?」 琉架くんが傍らで首を傾げる。 「さぁ、どうだろうね?」 茉莉花のことは、本人にしか分からない。 それは、誰にとっても言えることで…。 ──「藍」 声がして振り向くと、そこにはハルが立っていた。 「藍、今日はとっても綺麗だね。ドレス、よく似合ってる」 「ありがとう。こちらこそ、忙しいのにわざわざ来て貰っちゃって…」 「"妹"と弟の結婚式に出るのは兄として当然だろ?」 「! ありがとう、ハル。でもなんか、同い年のお兄ちゃんって、変な感じするね」 照れながら微笑んで見せると、ハルも嬉しそうに笑ってくれる。 「あのさぁ、二人の空間作らないでくれる?旦那(オレ)いるんですけど」 「はは、妬くな妬くな。安心しろ、狙ったりしないから」 ハルが琉架くんの頭を撫でる。 「ホントかよ?てか、早く兄貴も恋人くらい作れば?」 「あぁ、それなんだけど……」 ハルがすっとスマホを見せてきた。
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