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お父さんの言葉が嬉しくて、お父さんに抱きついた。
「あ、藍音?!」
「ありがとう…っ……ありがとう、お父さん……っ!」
「……まったく、いつまでも泣き虫なのは変わりないな、藍音は」
優しくお父さんが頭を撫でてくれる。
「幸せになるんだよ、藍音」
「うん……っ、なる…っ!」
「あまり泣いて、琉架くんを困らせてはダメだからな?」
「それも、しないようにする……っ!」
「はは、そうか。それは楽しみだなあ。なぁ、母さん?」
お父さんがお母さんの方を見る。
「まったく……お父さんがそう言うなら、私も認めるしかないでしょう?」
「!! お母さん、ありがとう……っ!!私、二人の子供で良かったぁ……っ!」
「また調子のいい事言っちゃって。まぁでも、言った限りは、約束は絶対よ?いいわね?」
「うん……!」
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