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どちらからともなく手を繋いで、ホテルの中に入った。
フロントから鍵を渡されると、旬人は私に鍵を差し出した。
「先、行ってて。」
「うん。」
彼はモデルだから、女性と一緒にいるところをあまり見られると、可哀相。
だから私はなるべく、彼の近くには、いない事にしたのだ。
部屋に着いて、私はカバンを置いた。
その時だった。
「ごめん、待たせて。」
旬人が部屋にやってきた。
「ううん。全然待ってないよ。」
「本当に?」
旬人は後ろから私にキスをした。
「ん……」
熱いキス。
もうたまらない。
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