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🍋3P
場面が切り替わる。
中世ヨーロッパ風の衣装(再び私の勝手な想像)を着た女性、窓、ベッド……部屋のシーンが、映画を観ているように映像で見える。光や香りなど、五感に訴える文章が丁寧で且つくどくない。
1Pで街の雰囲気をつかんでいたので、場面が切り替わってもイメージしやすい。
当時の人々の暮らしや、彼らにとって「匂い」がどんなものであるかが窺える。
「解放を渇望」←人々の不満が感じられる。事件が起きるとわかっているため、解放という単語に嫌な予感がする。
🍋4P
3Pでぼんやり見えていた人々の不満がだんだん明確になり、切実な思いであることがわかる。
🍋5P
緩急の「緩」。現在の場面により、時間経過を感じさせる。コナーと老女の仕草やセリフからは、人間味を感じられる。
この場面では、レモネードへの怪しさが少し薄れた。(私はバカだ……!)
意識(興味)が事件当時のほうへ向いていたことと、「メアリーが朝方に柑橘の香りを焚いていた」や「少しずつ飲んだ」という言葉によって、違和感を感じなくなっていたのだと思われる。(注目すべきはレモンの香りだったのに! 私も魔法にかけられてしまったんだ!←)
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