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「ほう、電源が生きてやがるか………」
コンテナの中は、ちょっとした居住性を持っていた。
宇宙船のように、いくつかの部屋で区切られているのだ。
更には、電気が通っており、廊下には明かりが灯っている。
まあ、少し前に落下してきた物だから、何の不思議もないのだが。
黒服の男達から渡された地図を頼りに、指定された場所に爆弾を仕掛けてゆく。
かつての戦争で、破壊工作に使われた物だ。
こんなコンテナを吹き飛ばすぐらい、不可能ではないだろう。
「最後はここの部屋か………」
あらかた爆弾を仕掛け終わったエドガーは、最後に厳重な電子ロックの仕掛けられた部屋の前に来ていた。
黒服の男達の指示通り、部屋の回りに爆弾を仕掛けてゆく。
そして、あらかた爆弾を仕掛けた後、エドガーの脳裏にある疑問が浮かんだ。
「………この中って何があるんだ?」
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