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1 異世界に連れてこられたんだが、なぜか、奴隷スタートだった件
うん。
何度考えてみても、やっぱり、これは、変だよね。
俺は、客であるその男の一物に奉仕しながら思っていた。
何で、こんなことになってんだよ、俺。
客の男が俺の頭を押さえて呻いた。
俺は、早く、解放されたくて、必死に舌を動かして吸い付く。
男のものが固く芯を持ってくると、俺は、口からそれを吐き出した。いつものことだったが、気分が悪い。
「ご苦労だったな、アマヤ。下がっていいぞ」
客は、機嫌よく俺に下がるように命じるとさっさとベッドに横たえて待っている美少年のもとへと戻っていった。
俺は、すぐに、逃げるように部屋を出て、隣室の自分の部屋へと駆け込んだ。
本当に、おかしい。
なんで、こんなことになってるんだ?
俺、雨夜 カケルは、ここの女主人から与えられている薄汚い小部屋の壁際に置かれたベッドの上に腰かけてため息をついた。
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