僕の彼女

僕の完璧な彼女

僕はキッチンで、カレーを制作。
別に特別凝ったものじゃない、普通のカレー。
オリーブオイルにニンニクを入れて香りが移った所に一口大に切った鶏肉をいれる。
軽く火が通ったらこれまた一口大に切ったニンジン・玉ねぎ・じゃがいもを投入。
表面に透明感がでたら塩コショウ軽く炒めて、お水を入れてコンソメのキューブを２個。
無加水鍋で煮込む事１０分火を止めて、カレー粉を割入れる。
自分の好みの調味料なんて事は無理なので、市販のカレー粉を中辛味を２種類と辛口１種類ポンポンと入れて５分放置、余熱で溶けたカレー粉を混ぜ合わせ弱火を付けて煮込む。
カレーの食欲を誘ういい匂いがしてきた。ご飯も炊けたし、サラダも用意した。
後は、彼女が帰って来るのを待てばいい。
グルグルとカレーが美味しくなるようにかき混ぜ、彼女の到着を待ちわびる。

ピンポーン！

チャイムが聞こえた。
インターフォンを覗くと彼女が手を振っているのが見えた。
オートロック解除のスイッチを押し、「おつかれー」と声を掛けた。

「ただいまー」

可愛い僕の彼女が帰って来た。