僕の完璧な彼女

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カレーをよそってテーブルに並べると彼女が洗面所から戻ってきた。 「わー。いい香り、お腹すいた」 「さあ、食べよう」 「「いただきます」」 「こうちゃんのカレー最高!」 「それは、良かった」 嬉しそうに彼女がカレーを頬張る。 そんな彼女を見ているだけで僕は幸せだった。 「今度、仕事が忙しくなりそうなの。晩御飯作れないかも ごめんね」 「いいよ、僕は家で仕事をしているし、そんなに忙しくないし家事は出来る方がやればいいよ。無理しなくていいよ」 僕の言葉を聞いて彼女が涙ぐんでいる。 「私、こんなに幸せでいいのかな?こうちゃんが優しくて幸せすぎる」 くぅ!なんて、可愛いんだ。家事でこんなに感激してくれるなんて! ご飯を食べ終わり、TVを見ながらまったりくつろいでいると彼女が僕に寄りかかって来た。 彼女のやわらかい胸が僕の腕に押し付けられる。 ごくっ! 彼女の誘惑が始まった。 僕は攻撃をかわしたい。
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