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マンションを出てから
ずっと
気持ちを張りつめてきた
あなたの
その眼差しと声を聞くと
私は
羽根を少し休めたいと思った
何も言わず
ゆっくりと
顔を近づけた
そして
唇を
そっと重ねた
この温度は
心まで温めてくれる
柔らかな感触に
酔いしれそう
あなたは
腕を私の首に
絡めてきた
その先も
欲しくなってしまう
今は
気を緩めるのは命取り
私は舌をねじ込んで
愛情を伝えてから
唇を離した。
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