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って、気も身体もちょっと緩んだところで。
「や、あっ」
例のスポットに悠馬の先端が当たった。びりびりと快感が湧き上がって、頭のてっぺんまで走り抜けた。
そうなるとまたそこばっかり執拗に擦られて、オレはまたおかしくなる。
「あ、ああ、ああんっ」
なんでケツの孔の中にこんなとこあるんだ。最初に気づいたの誰だよ。よく分かったなこんな快感スポット。
中心が燃えるように熱い。欲情の波に溺れる。全身が悠馬でいっぱいになる。
「悠馬……っ、あぁ……」
満たされる。
悠馬も? オレと同じ?
見上げると、悠馬が熱に浮かされた顔で、微笑んでくれた。
「啓太……も、出るっ……」
悠馬の腰の動きが激しさを増す。オレも先走りがさっきから垂れ流し状態だ。たまらず自分自身を両手で扱きだす。身体が熱い。奥をめいっぱい突かれて、その衝動のまま快感がオレを揺らす。
「悠馬……オレも……っ、あっ、あぁ……!」
どくん、と粘ついた液体を自分の腹に放った。続いて悠馬が、うっと少し獣みたいに唸って、オレの中に熱いものを吐き出した。
まだ、繋がってる部分がじんじんと熱い。悠馬のモノがどくん、どくんと心臓みたいに脈を打っている。
オレが悠馬の心臓食べちゃったみたいだ。……下のクチで。
お互い、乱れた呼吸で見つめ合う。悠馬は出したあとの余韻で、ちょっと虚ろな目をしてたけど、オレをみて、安心したように笑った。そしてそのまま倒れ込んでくる。オレは恋しい相手を両腕で受け止めた。
「……っ……」
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