13.

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 オレの肩におでこをくっつけて。――悠馬が泣いてる。オレが悠馬を泣かせる日が来るとは。  震える肩を抱いて、ぽんぽんと優しくたたく。  涙声で、悠馬が小さく、ありがとって呟いた。  悠馬が腕枕してくれて、二人で裸のまま毛布に潜り込む。 「……狭いな」  悠馬がボソッというので、 「仕方ないだろ」  と答える。シングルベッドに180越えの男二人は絶対窮屈だ。脚だってはみ出るし。 「大きくなったな~」  なんて、親戚のおじさんみたいなこと言って悠馬が頭を撫でてくる。自分だって。 「昔、ガキの頃、よくこうやって一緒に寝てたよな」 「……うん」  腕枕じゃないほうの手で、オレの手を握ってくる。指が絡まる。 「……結局、泣かせちゃったな」  目尻に残っていた涙の後をちゅ、と吸われる。  なんか一線越えちゃったって、思い出したらものすごく恥ずかしくなってきた。 「……悠馬があんなにやらしいなんて知らなかった」  と怒ったように言ってみたけど、 「でも好きなんだろ。俺のこと」
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