13.

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 ニヤニヤ笑いのまま覆いかぶさってきて、啄むようなキスをしてくる。  ……もう、いつもの自信満々の悠馬だ。あんなにしおらしくて可愛かったのに。 「オレが好きって言わなかったらバスケも辞めてたくせに」  なんか悔しくて目の前のほっぺたを両手で思い切り引っ張る。  いててて、とオレの手を外しながら、 「あ、そういえば」 「なに?」 「ゴムとかローションとか。あれ、お前自分で買ったの? よく買えたな」  ギクリと肩を揺らしてしまった。それを見逃す悠馬ではない。 「……なんか俺に隠してることがあるな?」 「ない。ないに決まってるだろっ」  せいいっぱい抵抗するが、長く持たないのは今までの経験で分かってる。でも悔しいのでギリギリまで粘る。 「オレだって、お前の知らないとこでいろいろあるんだよーだっ」 「ということは、やっぱり隠してるんだな?」  あ。しまった。 「悠馬……あっ!」  まだ敏感に反応してしまう中心を握りこまれる。 「や、やっ……てばっ」 「嫌なら白状しろ」 「やぁ……だっ……ふ、んん……っ」  またキスされる。結局オレが久坂さん達のこと白状したのは第2ラウンドが終わったあとだった。
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