人の罪と罰

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桜樹麗奈の右腕が鈴鹿の握力で握りつぶされた 「ぎいやああああああああああああああああああああああああ」 余りの痛みに叫ぶ桜樹麗奈、その右腕は手首の下の部分から皮袋のようにぶらんと垂れ下がっていた 「私のみ、み、右手が・・・」 鈴鹿は止まらない、今度は左腕を掴み べきゅ 握りつぶす 「ぐががががががが」 もはやまともに声が出せない桜樹麗奈の顔は涙と鼻水、閉じない口からよだれが垂れ完全に放心していた 「ごべんなさい、ごべんなさい、ごべんなさ・・・」 鈴鹿はそんな桜樹麗奈の頭をがしっと掴むと桜樹麗奈の体を振り回し始めた 片手でぶるんぶるんと八の字を書くように振り回し始め、それは段々と加速していく と・・・ ぶちん 鈴鹿が軽くなった手をみるとそこには桜樹麗奈の頭だけが残っていた 鈴鹿ははるか先の壁に叩きつけられていた桜樹麗奈の体を確認すると、ゴミでも扱うように桜樹麗奈の頭をぽんと放り捨てゆっくりと校門の方へと歩いていった
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