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鈴鹿はすっと友美を抱き寄せ
「友美さんは十分にやったわ、悪いのは私だからお願い戻って来て」
「でも・・・」
渋る友美を座らせて、鈴鹿もその横に座る
「前に少し話したわね、私はイジメをあえて受けてるって」
友美はこくりと頷く
「私がちゃんと話さなかったばかりに友美さんを巻き込んでしまった、謝ってもとうてい許される事じゃない私の罪なの」
「そ、そんな事・・・」
「私は桜樹グループの不正を調べる為にあの学院に来ていたの」
思いもよらない鈴鹿の話に唖然とする友美
「え、調べるって？」
「桜樹グループ関係の様々な企業や病院、施設へ、ある組織が不正を調査していたの、そして学院の調査を担当したのが私」
友美は混乱しながらもなんとか考えを巡らせる
「鈴鹿さんって何者なんです・・・？」
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