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九条鈴鹿の日常2
友美の両親と兄は食道から病室へと戻って来ていた
すると丁度帰り際の鈴鹿とすれ違う
「ありがとうございました、これで失礼します、友美さんによろしくお伝えください」と鈴鹿は会釈をし病室から離れていった
両親と兄もありがとうございましたと会釈をし病室へ入っていった
ベッドの上で眠る友美を見た時にふと考える
最後のよろしくお伝えくださいとは?普通にされる挨拶なので気にしていなかったが、今の状況では少しおかしいのでないか?と疑問を感じていた時だった
「お、お父さん・・・と、友美が・・・」
母親の驚くような声で我に返った父親が友美の顔を見ると友美の目がうっすら開いていた
「友美?」と声をかけると
「ごめんなさい・・・」か細い声だがはっきりと友美の声が聞き取れた
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