28人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
鈴鹿は絞り出すように声をだした
「そして友美さんは自分のせいで家族を壊してしまったとマンションから身を投げた・・・」
そんな話しにも全く気に留める事もなく
「良いではありませんか、運よく助かったのでしょう?意識不明の様ですが、九条さんもあんなゴミに付きまとわれて迷惑だったのではなくて、居なくなって良かったじゃありませんか、お礼を頂きたいくらいですわ」
そう言って桜樹麗奈は笑いだすと他の二人も一緒に笑った、そんな三人を見て鈴鹿は静かに睨む
鈴鹿の両目から涙がこぼれ落ちていた
「とうとう私に涙を流させてしまったのね・・・」
最初のコメントを投稿しよう!