第一章 その想い、お届けします。

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第一章 その想い、お届けします。

 新型ウイルスの蔓延によってリモートでの授業を強いられている現状に僕は正直、息苦しさを感じていた。 そんな時、僕はある仕事を見つけた。 ユーバーイーツ。最近流行りのドライバー登録をしたユーザーが代わりに自転車を使って商品を客のもとへ届けてくれるサービスだ。 僕はそのドライバー登録とやらをしてみることにした。 数日後、無事審査を通過し、ユーバーイーツ配達人となった僕は、早速注文を受け取った。 ヒロエさんのご注文 チョコレート 一つ 以上。 「チョコレート一つだけでいいのか……」 と僕は独り言を呟き、ヒロエさんの注文を済ませるために自転車を走らせた。
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