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「………ごめん…ごめんな…?」
写真に涙がこぼれ落ちた
「……俺はっ…ただ…認められたいだけだったんだ…」
彼女という存在こそが俺の光だった
その光を捨ててしまった
承認欲求を満たしてくれる彼女を
……無くしてしまった
なんて愚かなんだろう
なんて馬鹿なのだろう
……でももう終わったことだ
俺は実家へ帰る荷造りをしようとバックを開いた
そこにはまだ、生暖かい彼女が作った弁当箱が入っていた
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