ウソナキのほんとほんとのウソナキ

　一番(いちばん)のなかよしの友(とも)だちに、ふと言(い)われてしまいました。あなたウソナキね、って。

　ああ、私(わたし)ってウソナキだったんだ。自分自身(じぶんじしん)がウソナキと知(し)ったその日(ひ)から私(わたし)は、一番(いちばん)の友人(ゆうじん)だと思(おも)っていたあの子(こ)、ラフィと距離(きょり)をとったのでした。あの子(こ)だけじゃなくて、私(わたし)のまわりの友(とも)だちみんなとあまり関(かか)わらなくなりました。